生き生き健康 No.06 昔、お茶は薬だった

 

 

 

 

生き生き健康


昔、お茶は薬だった 
 
 食後のお茶はもとよりテレビを見ながらも、人が尋ねてきても、お茶をいれて楽しむ、一服のお茶は高齢者にとって生活の一部です。
様々な成分が含まれている緑茶 
 ところで、お茶にはタンニン、カフェイン、アミノ酸、ビタミン類と少量の糖類など様々な成分が含まれて、それが多彩なお茶の効用を作り出しているのです。

 しかし、もともとお茶を飲むのにタンニンだ、ビタミンだと考えて飲むわけではなく、飲んで風味を味わい、気分が爽快になり、精神活動が活発になればいいのです。生活にアクセントをつけるものとして愛用されているといっていいでしょう。それではお茶(日本茶、緑茶)の効用について考えてみます。

緑茶の効用あれこれ

1.心身の疲労回復  中国でお茶を始めた頃は今のような嗜好飲料でなく養生の仙薬として珍重されたといわれます。また座禅をする僧侶たちの眠気払いの薬でもありました。これはカフェインの覚醒作用ですが、カフェインには、ほかにも強心,利尿等の作用があり、血液循環が盛んになり老廃物の排泄を促進し疲労回復の効果があります。二日酔いの時お茶はおいしいのです。

2.解毒作用   主にタンニンの作用で体に悪いアルカロイドや重金属と結合て無毒化し、カフェインの利尿作用を借りて排泄します。タンニンは収斂作用もありますので腸の活動も活発にして便の排泄も促進します。

3.口内を爽やかにし歯を丈夫にする作用  食後のお茶は口内に残った食物のかすを洗い流すばかりでなく、口臭を取り,粘膜を引き締め口の中を爽やかな気分にします。これはタンニンの作用とクロロフィルや芳香成分のためです。フッ素も微量ながら含まれていて歯を丈夫にします。昔の人はあまり歯を磨かなかったけど食後のお茶は歯にも良かったのです。

4.血管強化と循環促進作用ほか  お茶に含まれる様々なビタミン類の中でなんと言っても一番はビタミンCです。ビタミンCやルチン等は血管を強くし、ビタミンEやニコチン酸などは末梢血管拡張作用が有って血液の循環を良くするのです。中高年にとって最も大切なビタミンです。ビタミンCやEそれにカロチンはがん予防に、Cは風邪の予防にもいいといわれています。

5.精神面の効果  お茶を飲む日本人は一つの文化を築いてきました。「和敬清寂」の茶道の哲学は禅の思想と結んで日本人の心の中に長く根をおろしてきました。心静かにお茶を喫するとき健康との深い係わり合いもさることながら古い私たちの父祖から伝わってくる日本人の心が感じられてくる思いがします。

お茶と楽しくつきあうための注意事項

 

 最後に飲むときの注意に触れておきます。

 お休み前は濃いお茶は控えましょう。お茶で薬を飲まないで下さい。食前に濃いお茶は食欲を落としたり料理の味を薄く感じさせます。お茶漬けご飯は感心しません。噛まない,唾液が出ないから消化に悪いのです。宵越のお茶は飲まない事。一晩で腐敗が起こる事があります。

歳を取ってくると水分が不足がちです。水分は十分に取りましょう。お茶を楽しく飲んで心と体の健康な毎日をお過ごしください。