稲村ケ崎小学校

学校は年中無休 村上昌弘        右 斉藤校長先生

 七堂伽藍も夢の跡、広大な境内の名刹「極楽寺」も、今は侘趣の小さな山門と本堂の吉祥院ほか、僅かな建物を残すのみである。 かつての境内の一隅に「稲村ガ崎小学校(斉藤千歳校長)」があり、私の、隔週土曜、日曜の仕事場でもある。
 学校は大きく、南・北校舎、体育館、第一・第二グランドの五ブロックから成り、それぞれに目を配り管理業務を行うのが私の仕事、ま、休日の”日直先生”といったところであろうか。朝八時頃(定時は九時)に登校、直ちに開門、緊急アラーム解除、「施設管理代行就業報告書」によりその日の作業内容を確認後、午前の校内巡回に出る。南・北各教室、図書館、体育館とまわり、施錠、ガス・電気等の安全確認、鶏に水・餌を与え、小屋を掃除の後、郵便物、施設利用報告書等の回収整理・記録を行う。下校時直前に、もう一度この巡回作業がある。 その他、季節ごとの行事(入学式、卒業式、盆踊り大会、祭りばやし練習、運動会、地域防災訓練など)による会議室、調理室、体育館の使用申請・利用報告書作成など、管理員としての作業が目白押し、決して学校は休まない。教職員の方々、忘れ物をした子供達と必ず誰かがやってくるし、電話の対応などを含めて、学校は、目まぐるしくも明るく楽しく生きている。そんな中で私は若返る。

(会報「シルバーかまくら」86号より)